once ダブリンの街角で






今月3日から公開されている映画です。
公開前、たまたまこの映画を知って、音楽映画だというのでサントラを試聴したらすごい良くて、映画を見ていないのに即購入。映画も初日に見に行きました。

【あらすじ】
ダブリンで、父親が営む掃除機修理店を手伝うストリートミュージシャンの男と、楽器店のピアノを弾かせてもらうことを楽しみにしているチェコからの移民の女(2人とも個人名は出てきません)。ある夜、男の演奏中に出会った二人は、一緒に音楽活動を始め……。

私がハマったサントラには、映画の中で主演のGlen Hansard(アイルランドでかなり人気があるというバンド The Framesのボーカル&ギター。ちなみに、この映画のJohn Carney監督もThe Framesの元ベーシスト)とMarketa Irglova(チェコ出身の女性SSW)が演奏している曲が収録されています。
それが「フォーク+ブルース+2ndまでのColdplay」という感じで、エモーショナルな曲もあれば切ない曲もあって、映画のサントラとしてでなく、単独のアルバムと思って聴いても私的年間ベスト10入りの良盤ですよ! CDショップでロックコーナーの試聴機に入れたら、私みたいに映画を見てなくても買う人がいるだろうに、サントラコーナーに埋もれさせるなんて、あ゛ーもったいない。
この映画に関するmyspaceは、こちらこちら。サントラ収録曲を合わせて7曲聴けます。


B000ULV3CIワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンドトラック
グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ サントラ
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 2007-10-17

by G-Tools


映画そのものは、セリフは少なめで、2人が街角やスタジオなどで演奏する曲のメロディや歌詞が、2人の心の揺れ動きをうまく表現しています(こう書くとミュージカルと思われそうだけど、ちょっと違うと思う)。
で、その曲が上に書いたように名曲揃いなこともあって、ストーリーはすごい地味なのに、心に染み入るんだよなぁ。映像が少し荒かったり、素人が撮影したドキュメンタリーっぽい演出もこの映画にはよく合ってますね。
上映館は少ないけど、超オススメです。また見に行こうかな。


ONCE: Falling Slowly

映画の主題歌です。映画のダイジェストのような映像なので、映画の雰囲気もわかると思います。


The Frames feat Marketa Irglova - When Your Minds Made Up

映画がアメリカでヒットしたからか、The Frames+Marketa Irglovaでアメリカツアーをしたらしくて、そのライブ映像です。この曲も映画の重要なシーンで演奏されます。