この楽器はなに?

aquqlungのライブで使われた2つの楽器がわからず、気になっていました。

  • その1 1月の渋谷クラブクアトロでのライブでBenが座って演奏した楽器
  • その2 昨年12月のライブのBARKSのレポに出てくる「チェルスタ」

その1は、A Life Less Ordinary 〜洋楽好きの日常〜様で「ペダルスティール」というスティールギターの一種とわかりました。そして、その2についても、いろいろ調べて「おそらくこれだろう」という楽器がありました。
それは、チェ「レ」スタ(Celesta)というこちらの楽器です。
オルガンのように見えますが、鉄琴の一種で、鍵盤を弾くと内部のハンマーが金属の板を叩いて音が出ます。鉄琴より柔らかい優美な音なのが特徴です。ちなみに、Celestaとはイタリア語で「天国のような」という意味だそうです。
1886年にフランスのオルガン製作者ミュステルが考案し、1892年に上演されたバレエ「くるみ割り人形」(チャイコフスキー)で初めてオーケストラに使われました。
他にクラシックでは「大地の歌」(マーラー)、「組曲 惑星」(ホルスト)、「展覧会の絵」(ムソルグスキー作曲・ラヴェル編曲)、「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」(バルトーク)などで使われています。
今なら、映画「ハリー・ポッター」シリーズの‘ヘドウィグのテーマ’のイントロが一番わかりやすいかも。映画のCMなどでよく聴くオルゴールのような音がチェレスタです。
aqualungのライブでは、チェレスタで‘strange and beautiful’を演奏したそうですが、どんな風に聴こえるんだろう? 聴いてみたいなぁ。