やーらーれーたーーー!!!

この日記は音楽の話題が中心ですが、久々にミステリで一本背負いを食らったのでご紹介。

裁くのは誰か?




クレアは怯えていた。合衆国大統領として任期終盤を迎えた夫ニコラス。だが、ここへきて支持率が急落、党内には深刻な亀裂が生じていた。「今にも悲劇が起こりそうな、そんな感じがするんです」という秘書の言葉にも、高まる不安を抑えることができない……。やがて合衆国大統領の身辺を襲う連続殺人。強烈なサスペンスのうちに驚天動地の真相を仕掛ける、技巧派ミステリの極北!(裏表紙より)

でも、ご紹介といっても、これ以上は何も知らないで読む方がいいかも。
ある程度の推理は出来たものの、それを上回る真相がとにかく強烈。これをパーフェクトに推理できる人はそうそういないでしょう。
解説に

結末の大胆さに、髪を振り乱して怒り心頭となるか、感極まって本書を神棚に供えるか

と書かれてて、確かに「アンフェアだ!」と怒る人もいるだろうけど、私は神棚派ですね*1。ミステリでこんなに驚かされたのは久し振りですよ。あぁ、面白かった!!
このコンビで「嘲笑う闇夜」(文春文庫)も書かれているそうなので、さっそく読もうっと。

嘲笑う闇夜

*1:感極まるというより、大喜びで爆笑しながらですが